ボルダリングの基本

【初心者必見】よく使うボルダリング用語を実際の使い方とともに解説!

初めに

ボルダリングを始めてみて、聞きなれない言葉がジムの中で飛び交っていて戸惑った経験はありませんか?

この記事を最後まで読めば、見ず知らずのあの人が使っていた言葉をあなたも今日から使いこなせるようになります!

使い方をマスターするまで何度でも読み返しましょう!

  1. 基本編
  2. ホールドと持ち方編
  3. ムーブ編
  4. まとめ

基本編

用語解説【使用例】
課題ボルダリングでトライするコース
【常設課題・マンスリー課題・セッション課題】
トライ課題にチャレンジすること
【トライ数は気にしない。ラストトライにする】
グレード課題の難易度
【高グレード(難しい課題)・低グレード(易しい課題)】
ムーブ登り方や動作
【ムーブ教えて】
ガンバ登っている人を応援する掛け声
【『ガンバ』『ガンバ〜』『ガンバ!!!』】など個性が出るので、よくよく聞いてみると面白い
ナイス課題をクリアした人に対しての掛け声
【『ナイス』『ナイス〜』『ナイス!!!』】ガンバと同じく個性が出る
ホールド壁についているカラフルな突起物(岩場だと手や足をかける凹凸を指す)
【あのホールド悪いわ】
✳︎悪い…ホールドが持ちにくい、課題が難しいなどの意味でよく使われる
ホールディングホールドの持ち方
【ホールディングが難しい】
オブザベオブザベーションの略。コースの登り方を考えること
【オブザベが難しい課題】
核心課題の中で最も難しいポイント
【核心さえできたら登れるのに…】
オンサイト(OS)事前情報なしで1トライで課題を登り切ること
【あの課題はオンサイトできた】
フラッシュ(FL)事前情報ありで1トライで課題を登り切ること
【あの課題はフラッシュできた】
一撃広義で使われオンサイトやフラッシュどちらを指すこともある
【一撃で登ったぜ!←オンサイト?フラッシュ?】
完登課題を登り切ること
【めちゃくちゃ打ち込んで完登できた】
レッドポイント(RP)2回目以降のトライで課題を完登すること
【レッドポイント3級】のように自身の最高グレードを指すことが多い。会話での使用頻度は少なめ
クライムダウン自分の力で降りること
【完登したらトレーニングとして飛び降りずにクライムダウンする】
パンプ腕が張ること
【パンプしてるからちょっと休ませて】
セッション2人以上で課題をトライすること
【セッションしようぜ】
フリクション摩擦のことだが、ホールドの状態や持ちやすさを指すことが多い
【フリクションどう?フリクションがいいホールド。このホールド、フリクションなさすぎ】
レスト休むこと。休憩
【ちょっとレストするわ】
コンペコンペティションの略。大会
【今度のコンペ一緒に出ようぜ】
トラバース横移動
【トライバース課題で持久力トレーニングだ】
ノーハンド手を使わないこと
【ノーハンド課題でバランス力を鍛える】
垂壁90°の壁
【垂壁が得意】
スラブ90°以下に設定されていて、奥に少し傾いている壁
【スラブが苦手】
ルーフ180°近く完全に逆さになる天井のような壁
【ルーフがあるジムはいいね】
かぶり(オーバーハング)100°以上に手前に倒れこんでいる壁(100°~110°の壁を『薄かぶり』130°以上の壁を『どっかぶり』ということも)
【かぶりが得意】
バルジ特殊な壁で球体になっているような壁
【バルジでセッションしようぜ】
カンテ壁ではなく壁の角の部分のこと
【カンテあり・カンテなし課題】
セパセパレートスタートを指すことが多い。1つのホールドではなく、右手と左手が別々のホールドでスタートすること。
【違う違う!セパスタート!!】

ホールドと持ち方編

用語解説【使用例】
保持ホールドを持つこと
【保持る】
保持力一般的にカチの強さを示すことが多い
【あの人の保持力はやばい】
ガバガバッと持てるホールド
【ゴールはガバにしておこう】
カチカチッと持てるホールド。主に小さめの薄いホールド。指を立てて親指も巻き込んでグッと握り込むような形
【カチが得意】
スローパー外傾ホールド。指を伸ばした状態で持つことが多い
【スローパーが苦手】
オープン指を伸ばした状態でホールドを持つこと。ポケット、スローパーなどで有効
【カチは苦手だがオープンは得意だ】
ピンチ親指と残りの4本で挟み込む持ち方やホールド
【ピンチが苦手】
ポッケポケット。穴の空いたホールド
【ポッケが得意】
アンダー下側が持てるようになっているホールドや持ち方
【アンダーからガバへランジする】
ハリボテ木製などの構造物。一般的に三角形や四角形で曲面ではなく角ばっているもの。大きいものが多い
【ハリボテはあり?】
リップ強い傾斜から緩い傾斜へ移る角の部分を指す。壁の一番上の部分を指すことが多い
【リップゴールにしよう】
マッチ1つのホールドを両手で持つこと
【このホールドはマッチした方が持ちやすい】
ガストン縦ホールドを、親指を下にして持つこと。ギャスともいう
【ガストンの方が持ちやすい】
ラップ手のひらで包み込むように持つこと
【ラップが得意だ】

ムーブ編

用語解説【使用例】
正体(せいたい)体の正面が壁に向いている状態
【この課題は正体では登れない】
クロス腕をクロスさせる動き
【胸筋が邪魔でクロスが苦手だ】
カウンターダイアゴナルともいう。対角という意味があり、右手でホールドを取りに行く時には左足でホールドに乗るといった斜めに働く力を利用する動き
【カウンターの説明が難しい】
ランジジャンプして飛びつく動き(ダイノともいう)
【ランジが得意だ】
キョン片足のひざをインサイドに曲げて安定させる動き
【キョンが得意だ】
ヒールヒールフック。かかとをホールドに引っかけるテクニック
【ヒールは絶対使わない】
トゥ正式にはトウフック。つま先(トウ)でホールドを引っかけるテクニック
【トゥが苦手だ】
スメアスメアリング。ホールドの付いていない壁に対して足をこすりつけて利かすこと
【スメアは重要】
フラッキングフラッギング。片方の足をホールドに乗せずに(流して)バランスをとる動き
【あの人はフラッキングがうまい】
デットデッドポイント。勢いをつけて体を引きつけて、一瞬無重力状態を作り次のホールドをとりにいく動き
【あの人はデットがうまい】
ダブルダイノ両手で行うランジ
【外岩でダブルダイノは珍しい】
ハイステップ足を高い位置に上げる動き
【体が硬いのでハイステップが苦手だ】
コーディネーション連続的に手足を出していくような動き
【コーディネーションが苦手だ】
ニーバー足先とひざで固定する動き。つっかえ棒のイメージ。
【ニーバーをしてレストする】
手に足手で掴んでいるホールドに足をのせる動き
【手に足した方がいい】
キャンパー正しくはキャンパシング。略してキャンパ。足を使わずに手だけで登ること
【一度登れた課題はキャンパーでトレーニングする】

まとめ

いかがでしたでしょうか。

専門用語に慣れるまであるある程度時間はかかるものです。

慣れるためのコツは自分で実際に使ってみることです。使い方が間違っていたら心優しいクライマーはそっと教えてくれるでしょう。

1回ジムに行くたびに1つ新しい用語を使ってみよう!

次の記事もお楽しみに♪

ABOUT ME
bouldering-consultation
bouldering-consultation
これまでの経験で得た知識・考え方などをボルダリング初心者・中級者に向けて発信していきます。ボルダリング歴9年/現役ボルダリングジムスタッフ/最高グレード5段
こちらの記事もおすすめ