初めに
ボルダリングを始めて、どうせやるなら
『誰よりも早く、強くそしてうまくなりたい』と思ったことはありませんか?
この記事を最後まで読めば、その疑問解決します。
常に頭の中にこの意識を持っているか持っていないかでは今後の成長速度に雲泥の差がつきます。
それでは理由とともに1つずつみていきましょう。
①降りるのではなく手を出してから落ちる
課題にチャレンジしていると、
『もう無理。手が出ない』
『え?次のホールド遠すぎ』
『どうやって動けばいいの?』
こんな瞬間が必ずあると思います。
この時『諦めて手を出さずに降りてしまう人』と
『とにかく頑張ってなんとか絞り出した1手を出してから落ちる人』がいます。
もちろん岩場などで手を出して怪我をするリスクが高い場合は、手を出さずに降りるということが最善の選択になる場面もあります。
しかし、マットがびっしりと敷き詰められ安全性が高いボルダリングジムでトレーニングしているのなら思い切って1手出してみて落ちましょう。
捨て身の1手のはずが意外と次のホールドが止まることだってあります。
止まらなかったとしてもここで絞り出した1手には、粘り強さが込められています。
この1手の重要性を理解して繰り返すことができれば、間違いなく上達のスピードは上がります。
②落ちた理由を常に考える
これはボルダリングを8年続けている私ですが、今だに苦手です。
しかし、かなり重要なことです。
落ちるということは落ちた理由があります。最初は簡単なことでも大丈夫です。
『手がすっぽ抜けた』『足が滑った』
『ヒールフックがうまくかからなかった』『トウフックがうまくかからなかった』
これらも立派な落ちた理由です。
落ちた理由がわかれば、次のトライはそのポイントを意識して登りを変えることができます。
例えば『足が滑った』なら『足が滑らないようにホールドの形状をよくみて踏むようにしよう』や『上半身に力が入りすぎていて、身体が浮いて足が滑ったのかもしれない。脱力して登ってみよう』など次のトライに改善が入ります。
何も意識せずに『もう一回トライすれば登れる』と根拠のないトライを繰り返すよりは、圧倒的に伸びるスピードに差が出ます。
私の経験上、強くてうまいクライマーは無意識に頭の中でこの思考とトライができています。
自分自身で落ちた理由を考えてもわからない時は、スタッフに登りをみてもらってアドバイスをもらうこともオススメです。
今まで自分では気づけなかった視点が手に入ります。
③人の登りをよく観察する
『あの人は、強すぎて参考にならない』そんな風に思っていませんか?
自分より先をいくクライマーからはどこか盗めるポイントが必ずあります。
観察する時のポイントとしては以下のようなポイントがあります。
- 足の使い方
- 手の出し方
- 呼吸の仕方
- 課題への向き合い方
- トライの間隔
ミラーニューロンという言葉をご存知でしょうか?
ミラーニューロン(英: Mirror neuron)とは他人が行動するのを見ているときでも、自分が行動しているときと同じように活性化する神経細胞のことです。
つまりうまい人のプレーを見ると、うまい人の脳の指令が自分の脳の中で体験できるのです。こうした脳の働きから、うまい人のプレーを見ると自分もうまくなるということが起こります。嘘のようで本当の話なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事は永久保存版の名の通り、ボルダリングを始めたての初心者から上達に悩むクライマーに対して役立つ内容になっています。
意識を変えれば行動が変わります。これは登りにも当てはめることができます。
この記事を読んで『前より成長を感じれるようになった!』
そう感じてくれる方が1人いれば幸いです。
次回の記事もお楽しみに♪