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初めに
ボルダリングを始めてみて、聞きなれない言葉がジムの中で飛び交っていて戸惑った経験はありませんか?
この記事を最後まで読めば、見ず知らずのあの人が使っていた言葉をあなたも今日から使いこなせるようになります!
使い方をマスターするまで何度でも読み返しましょう!
基本編
用語 | 解説【使用例】 |
課題 | ボルダリングでトライするコース 【常設課題・マンスリー課題・セッション課題】 |
トライ | 課題にチャレンジすること 【トライ数は気にしない。ラストトライにする】 |
グレード | 課題の難易度 【高グレード(難しい課題)・低グレード(易しい課題)】 |
ムーブ | 登り方や動作 【ムーブ教えて】 |
ガンバ | 登っている人を応援する掛け声 【『ガンバ』『ガンバ〜』『ガンバ!!!』】など個性が出るので、よくよく聞いてみると面白い |
ナイス | 課題をクリアした人に対しての掛け声 【『ナイス』『ナイス〜』『ナイス!!!』】ガンバと同じく個性が出る |
ホールド | 壁についているカラフルな突起物(岩場だと手や足をかける凹凸を指す) 【あのホールド悪いわ】 ✳︎悪い…ホールドが持ちにくい、課題が難しいなどの意味でよく使われる |
ホールディング | ホールドの持ち方 【ホールディングが難しい】 |
オブザベ | オブザベーションの略。コースの登り方を考えること 【オブザベが難しい課題】 |
核心 | 課題の中で最も難しいポイント 【核心さえできたら登れるのに…】 |
オンサイト(OS) | 事前情報なしで1トライで課題を登り切ること 【あの課題はオンサイトできた】 |
フラッシュ(FL) | 事前情報ありで1トライで課題を登り切ること 【あの課題はフラッシュできた】 |
一撃 | 広義で使われオンサイトやフラッシュどちらを指すこともある 【一撃で登ったぜ!←オンサイト?フラッシュ?】 |
完登 | 課題を登り切ること 【めちゃくちゃ打ち込んで完登できた】 |
レッドポイント(RP) | 2回目以降のトライで課題を完登すること 【レッドポイント3級】のように自身の最高グレードを指すことが多い。会話での使用頻度は少なめ |
クライムダウン | 自分の力で降りること 【完登したらトレーニングとして飛び降りずにクライムダウンする】 |
パンプ | 腕が張ること 【パンプしてるからちょっと休ませて】 |
セッション | 2人以上で課題をトライすること 【セッションしようぜ】 |
フリクション | 摩擦のことだが、ホールドの状態や持ちやすさを指すことが多い 【フリクションどう?フリクションがいいホールド。このホールド、フリクションなさすぎ】 |
レスト | 休むこと。休憩 【ちょっとレストするわ】 |
コンペ | コンペティションの略。大会 【今度のコンペ一緒に出ようぜ】 |
トラバース | 横移動 【トライバース課題で持久力トレーニングだ】 |
ノーハンド | 手を使わないこと 【ノーハンド課題でバランス力を鍛える】 |
垂壁 | 90°の壁 【垂壁が得意】 |
スラブ | 90°以下に設定されていて、奥に少し傾いている壁 【スラブが苦手】 |
ルーフ | 180°近く完全に逆さになる天井のような壁 【ルーフがあるジムはいいね】 |
かぶり(オーバーハング) | 100°以上に手前に倒れこんでいる壁(100°~110°の壁を『薄かぶり』130°以上の壁を『どっかぶり』ということも) 【かぶりが得意】 |
バルジ | 特殊な壁で球体になっているような壁 【バルジでセッションしようぜ】 |
カンテ | 壁ではなく壁の角の部分のこと 【カンテあり・カンテなし課題】 |
セパ | セパレートスタートを指すことが多い。1つのホールドではなく、右手と左手が別々のホールドでスタートすること。 【違う違う!セパスタート!!】 |
ホールドと持ち方編
用語 | 解説【使用例】 |
保持 | ホールドを持つこと 【保持る】 |
保持力 | 一般的にカチの強さを示すことが多い 【あの人の保持力はやばい】 |
ガバ | ガバッと持てるホールド 【ゴールはガバにしておこう】 |
カチ | カチッと持てるホールド。主に小さめの薄いホールド。指を立てて親指も巻き込んでグッと握り込むような形 【カチが得意】 |
スローパー | 外傾ホールド。指を伸ばした状態で持つことが多い 【スローパーが苦手】 |
オープン | 指を伸ばした状態でホールドを持つこと。ポケット、スローパーなどで有効 【カチは苦手だがオープンは得意だ】 |
ピンチ | 親指と残りの4本で挟み込む持ち方やホールド 【ピンチが苦手】 |
ポッケ | ポケット。穴の空いたホールド 【ポッケが得意】 |
アンダー | 下側が持てるようになっているホールドや持ち方 【アンダーからガバへランジする】 |
ハリボテ | 木製などの構造物。一般的に三角形や四角形で曲面ではなく角ばっているもの。大きいものが多い 【ハリボテはあり?】 |
リップ | 強い傾斜から緩い傾斜へ移る角の部分を指す。壁の一番上の部分を指すことが多い 【リップゴールにしよう】 |
マッチ | 1つのホールドを両手で持つこと 【このホールドはマッチした方が持ちやすい】 |
ガストン | 縦ホールドを、親指を下にして持つこと。ギャスともいう 【ガストンの方が持ちやすい】 |
ラップ | 手のひらで包み込むように持つこと 【ラップが得意だ】 |
ムーブ編
用語 | 解説【使用例】 |
正体(せいたい) | 体の正面が壁に向いている状態 【この課題は正体では登れない】 |
クロス | 腕をクロスさせる動き 【胸筋が邪魔でクロスが苦手だ】 |
カウンター | ダイアゴナルともいう。対角という意味があり、右手でホールドを取りに行く時には左足でホールドに乗るといった斜めに働く力を利用する動き 【カウンターの説明が難しい】 |
ランジ | ジャンプして飛びつく動き(ダイノともいう) 【ランジが得意だ】 |
キョン | 片足のひざをインサイドに曲げて安定させる動き 【キョンが得意だ】 |
ヒール | ヒールフック。かかとをホールドに引っかけるテクニック 【ヒールは絶対使わない】 |
トゥ | 正式にはトウフック。つま先(トウ)でホールドを引っかけるテクニック 【トゥが苦手だ】 |
スメア | スメアリング。ホールドの付いていない壁に対して足をこすりつけて利かすこと 【スメアは重要】 |
フラッキング | フラッギング。片方の足をホールドに乗せずに(流して)バランスをとる動き 【あの人はフラッキングがうまい】 |
デット | デッドポイント。勢いをつけて体を引きつけて、一瞬無重力状態を作り次のホールドをとりにいく動き 【あの人はデットがうまい】 |
ダブルダイノ | 両手で行うランジ 【外岩でダブルダイノは珍しい】 |
ハイステップ | 足を高い位置に上げる動き 【体が硬いのでハイステップが苦手だ】 |
コーディネーション | 連続的に手足を出していくような動き 【コーディネーションが苦手だ】 |
ニーバー | 足先とひざで固定する動き。つっかえ棒のイメージ。 【ニーバーをしてレストする】 |
手に足 | 手で掴んでいるホールドに足をのせる動き 【手に足した方がいい】 |
キャンパー | 正しくはキャンパシング。略してキャンパ。足を使わずに手だけで登ること 【一度登れた課題はキャンパーでトレーニングする】 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
専門用語に慣れるまであるある程度時間はかかるものです。
慣れるためのコツは自分で実際に使ってみることです。使い方が間違っていたら心優しいクライマーはそっと教えてくれるでしょう。
1回ジムに行くたびに1つ新しい用語を使ってみよう!
次の記事もお楽しみに♪