現世
2022/10/14(金) 仕事終わりに下道で約1時間半。笠置山クライミングエリア最寄りのファミリーマートに21時前に到着。気温は16度で夜が深まるにつれてコンディションはどんどん良くなっていった。
四段がそこそこ登れるようになり自分にあった五段を探していたところ、激つよクライマーのH君が現世を紹介してくれた。保持には自信がある方なので、この課題は保持力に自信のあるクライマーにはいいんじゃないかということで、早速トライをしてみたのが去年の5月頃。
そこからday4には3分割まで進み、可能性を感じまくるが、期待しては裏切られを繰り返し気付けばこの日のトライでday22。一つの課題を打ち込みまくって完登したのは、フクベの心眼【四段】が27日目の完登なのでまだ頑張れるが、記録更新しないようにしたい。
本音を言えば昨シーズン中には登りたかったが、実力が伴わず。
3ヶ月の大レスト明け、1ヶ月の登り込み後の初の高難度なので不安もあったが、この日は予想以上に好感触で4分割で各パートのバラシに成功。
やり過ぎると指を怪我するし、シューズも同じ箇所にダメージくらって乗り込めなくなるのが昨シーズンの学び。不安要素をなくすために新しく買ったVSをこの日は2回しか使わず。本気のトライ用として、それ以外は使い慣らしたVSでトレーニング。無駄に粘らずトライ時間は短めに。トレーニングしてまた戻ってきた方が効率がよさそうなので早めの撤退。
五段
話は変わるが、今まで登れた課題で一番嬉しかったのは、宮川ボルダーのチャンドラ【二段】。当時通っていたジムでは、二段クライマーはかなりすごい存在として扱われるイメージがあり、自分には到底登れないグレードという思いを持っている状態での完登だったこともあり、登れてから1週間ぐらいは嬉しさが抜けなかった。
また、完登した時に一緒に喜んでくれる仲間がいたのも大きかったと思う。
それから、今でこそ四段:13本 三段:55本とかなりの数の高難度の課題が登れるようになったが、今だにチャンドラを超える喜びは感じられない。
果たして、五段というグレードを登ることができた時、チャンドラを超える喜びを感じることができるのだろうか。自分には登れるという自信があり、可能性を感じている分、喜びが少なくなってしまっていると感じる。
不可能と可能の比率でチャンドラ(当時、二段を登るということ)は自分の中で不可能がデカすぎた結果として、最高の喜びを得られたのだと思う。
五段に可能性を感じてしまっている時点で、もちろん登れたら最高に嬉しいと思うが、チャンドラを登れた喜びは決して超えないだろうとも思う。
総括
岐阜に住んでいるうちに、地の利を活かしてなんとか登りたい。昨シーズン追い込みきれなかった自分に負けないようにトレーニングしていこう。