出発
クライミングを始めて今年で9年目。
長期レストをして、自分が弱くなるのが嫌で今までインフルエンザやコロナを除いて、自主的な長期レストは一切なく、9年間、週3,4のペースで登り続けてきたが、社会人5年目のこのタイミングで転職活動をきっかけに約3ヶ月間完全レストをした。
復帰してからジムで1ヶ月登り込み、その後初の外岩。
今回はmcoさんと待ち合わせて、現地でrisaさんと合流。
久々の岩でテンションが上がっていたので、6時半に待ち合わせで下呂へgo。
(岐阜に住んでいると岩場が近いのでどうしても出発時間が遅くなったり、狙いを定めてナイトで出撃が増えて、1日岩場を堪能することが減ってきてしまう)贅沢な悩み。
mcoさんおすすめのパン屋 クラムボン(岐阜県関市)に立ち寄り9時頃岩場に着。
普段は、おにぎりの方が力が出る気がするのでおにぎり派だが、実験としてパンのみで1日を過ごしてみる。
橋脚岩
下呂で有名なゲロルグ【二段】のすぐ近くにある橋脚岩(一番星【1級】が有名)からトライ開始。
先に着いていたrisaさんは既に、一番星【1級】を一撃したとの情報を行きの車内で伝えられ、プレッシャーを感じる。
岩場についてから、トライを開始するまでのスピードがどうやら僕は、他の人よりかなり早いらしい。何度か言われたことがある。
本気で狙っている課題ではない限り、トライしながら身体も徐々に温めていく。
この岩の看板課題 一番星【1級】トライ開始。スタート核心かと言わんばかりのスタートバランスの気持悪さだったが、なんとか一撃。プレッシャーにも打ち勝った。
他にも初段のラインを3本紹介してもらい苦戦しながらもなんとか全て完登。
- 一番出汁【初段】
- 突撃一番星【初段】
- 突撃ジョナサン【初段】←この3本で最難
その後、一番星スタートの右の方に明らかにスタートして欲しそうなホールドを見つけて、一番星へ繋げてみようと試みるが、敗退。
諦めて直上に切り替え。直上は完登。この課題は、玉三郎【1級】と判明。わずか3手でリップ取りの課題だが、リップ取りの強度が高く、体感グレードは【初段】以上に感じていたので、【1級】と聞いて驚いた。
また機会があれば、再登してみよう。
ワールドロック
車移動で、ずっと行ってみたかったワールドロックへ。
一通りこの岩の課題を確認。
mojo【初段】
ぱっと見、ホールドもわかりやすく『1撃できるやろ?』と舐めてかかるとスタートのバランスからかなり気持悪くて、初手も取れず。
同行者の激つよ女子クライマーは問題なくスタートをこなす。
自分のできないムーブをすんなりやられると燃えてくる。これがセッションの魅力。
マントルまでは、全員いい感じに進むが、マントルで大苦戦。
色々ムーブを考えて、試してみるが結局バラシきれないままスタートから気合いのトライ。なんとか完登することができた。
バラシきれていないが、スタートから気合いを入れたトライで登れるということは、これまでも何度かある。理由を説明しろと言われてもうまく言語化できないが、『気合い』で今まで出なかったパワーが湧き出てくる感覚。
プレジ【初二段】
mojoのマントルで大苦戦したせいで、疲労もかなり溜まっていた。
この状況でハイボールで下地もあまり良くないプレジのトライ開始。
これまたスタートのバランスが気持悪い。スタートの足振りが遠く体幹のいる課題。
またまた、スタートはすんなりとこなす激つよ女子2人。
徐々に力の抜き方がわかりスタートは解決。中間部のホールドで迷いながらヨレがピークにきている気がしていた。ちょうど飲み物がなくなったので、レストがてら自販機まで車を走らせて水分補給+ロングレスト。
抜けは高さもあり、危険なのでしっかり動画で予習。
その後、数トライでなんとか完登。久々に岩でしか感じることができないこのシビれる感覚を味わうことができてとてもよかった。
アンセム【二段】
最後に自分に鞭を打つため、アンセム【二段】をトライ。
2手目の距離だしが非常に難しく、止めることができないまま敗退。次回は万全の状態で挑んで完登したい。SDスタートで【三段】もあるようなので、セットで仕留めたい。
岐阜にいる間に、プレジに抜けるアンクルサム【四段】もトライしてみたが、流石にソロでは厳しそうな課題。セッション求む。
総括
夜ご飯は、牛乳ラーメンで有名な旭川ラーメン(関市)。想像を膨らませまくって是非一度食べに行ってみてほしい。
久々の外岩は、ヨレヨレになるまで出し切って最高の1日だった。
何も余計なことを考えずにただ目の前の岩をどう攻略するか。そもそも攻略できるだけの身体ができているのか。トライ&エラーを繰り返しながら、チャレンジするのが本当に楽しい。
🔽トライ記録はYouTubeにもアップしてます^^